@佐藤のブログ

同意と納得

今日私が伺ったのは、とても小規模な会社。

先日銀行時代の大先輩より紹介され、少し日が経ったけど出かけてきました。

相談は「何だか大変なことになっているようだけど、どうすれば良いの」という漠然とした内容。

何から聞いたものかなあと思いつつ、ヒアリング開始。

そこの社長、業歴40年で一途に現場を守ってきた人で、難しい金融の話は遠い世界のこと。

ところがある日突然銀行から「よく理解できないこと」を言われたのだけど・・・・・

その日銀行の担当者は、話の中で「サービスン」とか「代弁」「担保譲渡」と言っていたけど、

最後に同意を求められたので、「今更良く判らない」とも答えられずに「思わず納得した」と言ってしまった。

自宅に帰ってよく考えてみると、何だか大変なことになってしまったようで、

その日以来「仕事」が手に付かずに悶々とした日を送っていた。

誰に相談するべきことかも判らず、旧知の知り合いである私の先輩に相談したところ、弊社を紹介された。

長い時間かけて聞いた中身を要約すると

「借入金が債権譲渡されるので、そのための対策」が知りたいということ。

しかし、ヒアリングの中で感じたことは「理解すること」の難しさと「説明する責任」である。

金融機関に長年身を置いていると、自然と金融用語が出てくるのは当然である。

でも、その言葉って相手は本当に理解しているのだろうか?

何の解説もなく業界用語を使っていないだろうか?

ちゃんと平易は言葉に置き換えているだろうか?

今日はヒアリングの最中に何度も「用語解説」をする場面があった。

ということは先日の銀行員の話は、言葉の意味も知らないのに「納得」したふりをしていたということ。

つまりほとんど理解していなかったということなのでは?

その社長に限らず、「訳のわからないもの」に対して不安になるのは当然である。

今日はヒアリング時間のかなりの部分を金融用語の解説で費やしてしまったが、

それでも丁寧の解説をすることで、ずいぶんと社長の不安が和らいだようだった。

それもまたコンサルタントの仕事であり、何だか充実した気がした午後でした。


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