前回の続き…
G社は最近社長を交代し、前社長(父)が会長に専務だったご長男が、社長に就任しました。
会長は社業を離れ、経営上の相談役的な立場に退かれました。
絵に描いたような「事業承継」です。
先日、G社長と打ち合わせをしている処に、病院から戻って来た会長が“ご挨拶”と、顔を出してくださいました。
雑談をしていると、G会長が仰います。
「うちも赤字で随分苦しんだが、今になって赤字の原因を思い起こしてみると、人が多いだとか、モノが売れないだとかいう原因がモトで作った赤字なんて大したことないんだ。赤字で大きいのは、販売した相手が倒産した場合なんかの未回収分だよ。だから俺からお前(新社長)に一言引き継ぐとすれば、相手の信用だけにはくれぐれも気を付けるように、ってそれだけだよ」
「相手は倒産してしまうんだが、そのツケは生き残った方に“未収金”て形で乗っかってくる。これが正直重いんだ。“好事魔多し”常に相手の信用状況を気にしていないとダメだよ」
示唆に富んだ息子さんを想う暖かい言葉でした。
与信管理の大切さは、私が言うんじゃなくて、創業から40数年を経験した熟練の経営者が仰る言葉です。
その間には、高度成長期もバブル時代も平成のデフレ不況もありました。
経験・体験から裏打ちされたホンネトークです。
先人の知恵には、素直に従うべきですね。
「与信管理」には、常日頃からアンテナを高くしておくのが良いと思います。

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